変換候補の説明から「本字」ということばを取り除く

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概要

変換候補の説明で「本字」ということばを使わないことを提案します。このことばは、辞書によって定義が異なり、混乱の元となるためです。

詳しい説明

漢字の字体における「本字」ということばには、2つの定義があります。

• 『説文解字』に掲載されている篆書を楷書化したもの。
  • この定義の採用例:『康煕字典』
  • 具体例: 衞/衛に対する「䘙」。普に対する「暜」。𠛬に対する「㓝/𠛜」。
• 戦前の日本で一般的に使われていた字体に対して、『康煕字典』で正字とされている字体。
  • 具体例: 澁に対する「澀」。衛に対する「衞」。

日本の多くの辞書は、この2つの異なる定義を混同した記述をしています。

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具体例を追記しました

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対応策

とりあえず、私から言い換えの案を出しておきます。

• 旧字：戦前の日本で一般的に使われていた字体
• 康煕字典体：康煕字典の字体
• 篆書：説文解字の字体